これからの人材採用手法って?

投稿日:2017.02.03



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EC系サイトのオウンドメディア代表格としてご紹介させていただくことも多い株式会社クラシコムが運営する、
「北欧、暮らしの道具店」

このほどクラシコム社 2017春の人材採用プロセス(中途採用向け)のページが立ち上がっており、興味深く読ませていただきました。

その独自の採用手法や面白いなと感じたところを挙げます。

①求職者のペルソナイメージが明確になされている

まずはそれぞれの募集職種に対して、求めるスキルや資質、条件等がしっかりと綴られていること。
単に箇条書きにされた情報ではなく、それらの職種の業務を遂行するにあたって求職者に求めるスキルや姿勢、
マインドに至るまで読み物のような文章で記されています。
ガチガチに縛られた応募者の条件、といった類のものではなく、明らかに求職者のペルソナがイメージされて
おり、なおかつ求職者に対してもできるだけイメージ理解をしてもらった上で応募につながるような構成に
なっています。
さすが、文章力で魅了するクラシコム!

②事業の目指す方向性やブランドの徹底共有

事業の取り組みや方向性、ブランドの位置付けを、そこで働く以前から共有することを徹底している点。
「北欧、暮らしの道具店」は、オウンドメディア戦略を主軸としたECサイトです。
一つの商品紹介をするための、関連する周辺の膨大な情報量は並々ならぬエネルギーや情熱の結集といえます。
しかしそれが、『商品写真、商品説明、カート機能』といった他の一般的なECサイトと大きく差異化を図り、
魅力あるコンテンツとして消費者から絶大な指示を得ている秘訣とも言えるでしょう。
人材採用プロセスからもブランディングへのこだわりや認識を徹底して共有していることが
伝わってまいります。

この他にも、会社のカルチャーや環境についての説明などいくつもの写真と膨大な文章量で紹介していている点はとても参考になりました。
この採用ページを隅々まで読み込み、理解することが全く苦にならず楽しい!と思える人は、応募者として相応しいかもしれません。(もっとも、それが狙いなのかもしれませんね)

求める資質の一行目に記載されていたのが
・検索エンジンを使って短時間に必要な情報を見つけだせること(必須)
とありました。
これは、今後どの業種においてもインターネットリテラシーのある人材確保の必須条件として掲げて良い項目だと思います。
応募期間終了後はリンク切れになると思いますので、ご興味のある方は「クラシコム 採用」で検索してみられてください。

さて、今回ご紹介したのはそのブランドがすでに広く知られた企業の採用一例です。
このようにブランド認知をされていたり、人材確保に潤沢な予算を持てる場合は別ですが、
一般的な中小企業は自分の会社に関心を持ってもらうためにどのような取り組みをしたらいいのでしょうか。

本サイトとは別に採用サイトを別途作成し、会社の雰囲気やそこで働いている人たちの様子を動画で流す、といった採用コンテンツの充実化は今後ますます必須であるといえます。

また社内制度の独自化開発や、従来のむやみやたらと広くアピールするようなポータル、エージェント依存の採用手法ではなく、コストを抑えながらターゲットに対してピンポイントで会社PRを行うなど、『次世代型の採用手法』に真剣に取り組んでいかれることが肝要なのではないでしょうか。

具体的な実践方法などについてご関心があれば、日本プロセスセンターへいつでもお気軽にお問い合わせください。

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◎「内定辞退者続出、求人難時代の幕開け!」
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